食生活で肌質改善を
先の記事【毛穴角栓を作らせない肌つくり=スキンケア3つのポイント】では、クレンジング・洗顔・保湿ケアの3つのスキンケアポイントにおいて毛穴角栓を作ってしまう原因があるかどうかの見直しをしました。
こちらのページでは、生活習慣=食事においての改善ポイントをお伝えしたいと思います。
食生活の見直しをしてみませんか?
食生活が偏っていませんか?
忙しくて外食が多かったり揚げ物など脂っこい食事に偏ってしまうと、
過剰な皮脂分泌が起こりがちです。
脂っこい食事はターンオーバーが狂ってしまい、
古い角質が残りやすくなってしまうのです。
トランス脂肪酸はさけましょう
トランス脂肪酸は細胞の老化の原因にもなり、血行不良で肌あれを招く原因にもなる油で、恐ろしいことに【食べるプラスチック】なんても呼ばれています。
マーガリン・菓子パン・クッキーなどに使われるショートニング・
フライドポテトなどの揚げ物・スナック菓子などに含まれていて、美味しいんですよね。
なかなかやめられないんですよね…。
私自身、ついつい食べてしまう美味しい食べ物たちですが、米食品医薬品局(FDA)では、2018年までには食品添加物から全廃するとまで発表されていますので、
深刻に考えなければならないと思います。
私のように食べる事をストレス解消の方法にしている方でも、
例えばヨーグルトに砂糖不使用のドライフルーツを入れて食べるよう工夫するとか、
甘いものを食べる時は和菓子を選ぶようにするといいですよ。
活性酸素は肌をサビ=老化させるのを知っていますか?
活性酸素という言葉を一度は耳にしたことがあるかと思います。
マイナスなイメージで認識されている活性酸素ですが、
本当は身体のためには無くてはならないものです。
私達は、食事をするとその食べ物から取り込んだ糖質や脂質を酸素の力を借りてエネルギーへと変え、生命を維持している訳ですが、その時に活性酸素はどうしても発生するもの…。
代謝の過程で生まれてしまいますし、そもそも息をして、酸素を取り込めば、もうそれだけで発生してしまうのです。
この活性酸素が、身体で善玉として果たす役割は何かというと、ウイルスや、細菌などをやっつけてくれるという事です。
このように本来は身を守るため・健康の維持のために大切なものなのです。
ただ厄介なのは、活性酸素は増えすぎてしまうと、
とたんに身体に悪い影響を及ぼしてしまします。
細胞を構成・維持する脂肪を酸化させ傷つけてしまう…。
そして細胞が死んでしまったり、うまく働くことが出来なくなって、
栄養の吸収が妨げ老廃物の排出がスムーズに行えなくなる…。
これが皆さんが持っている活性酸素の悪いイメージではないでしょうか?
よく知られている活性酸素の弊害としては、動脈効果・心筋梗塞・
ガン・糖尿病・白内障などですね。
ではお肌ではいったいどのような症状が出るのか?というと、
それはターンオーバーの乱れによるシミや色素沈着・シワ・肌あれ、ニキビなどの炎症、
そしてトータル的な肌の老化です。
一番最初に気付く症状ですが、最近肌につやがなくなった…と感じたら要注意です。
もともと身体には、その活性酸素を毒性に弱いものに変えて取り去ってくれる酵素を持っているのですが、この酵素は年齢やストレス等によっても減っていってしまいます。
この減っていく酵素の代わリになるものがあるとすれば、
それは食事で補う事があげられます。
食事で抗酸化物質を取り入れることで、活性酸素を除去する効果を得ることが出来ます。
肌を錆び=老化から守る、きれいな肌を作るために、摂っておきたい食品を紹介します。
肌を錆びさせない、きれいな肌作りのために摂りたい食品
栄養素名 |
主な機能 |
主な食品項目 |
---|---|---|
βーカロテン |
美肌保持・免疫力向上 |
ニンジン・かぼちゃ・ほうれん草 小松菜・ブロッコリー・シソの葉 春菊・ピーマン |
ビタミンC |
抗酸化作用 |
レモン・みかん・ブロッコリー・小松菜 |
ビタミンE |
抗酸化作用 |
ほうれん草・かぼちゃ アーモンド・イワシ |
ポリフェノール |
抗酸化作用・疲労回復 |
赤ワイン・ブルーベリー・大豆 ココア・りんご・緑茶 |
リコピン |
抗酸化作用 |
トマト・ピンクグレープフルーツ |
ミネラル
(亜鉛等) |
新陳代謝・免疫力向上 |
牡蠣・黒豆・牛肉(もも肉) |
フラボノイド |
抗酸化作用 |
緑茶・春菊・大豆・レタス |
このように選択肢は沢山あります.
できるだけ野菜をたっぷりと摂ることを気をつければ、肌質改善に効果的です。
ビタミン・ミネラルや酵素は加熱することで失われがちなので、生野菜で摂ることを推奨する方もいれば、生野菜は体を冷やし、肌の代謝を低下させるのでおすすめしないという見方もあるようです。
生野菜、または野菜ジュースなどでのとりすぎには注意した方が良いと言えます。
私はトマト以外の生野菜が苦手ですのでもっぱら温野菜で野菜を食べているのですが、
自分の好みで摂取すれば問題ないと思います。
その他のとり方として、亜鉛などは体内になかなか吸収されないのでサプリメントで摂っているのですが、このようにきちんと食事をとりながら、自分に足りないと感じたものをサプリメントで補うというのも有効です。
便秘であることも肌トラブルを招きます
便秘は肌に悪いと言われますが、老廃物が体に溜まった状態では、
むくみ・肌あれ・お腹のはりなどの原因になってしまいます。
しかも美肌にとって、とても必要なビタミンB郡の合成も妨げていまうと言われています。
便秘を解消することは体に若さを取り戻すことにほかなりません。
便秘の解消に効果的なことは
- 味噌・納豆・ヨーグルトなどの発酵食品を摂る。
- 甘いものをお控えて、ごぼう・かぼちゃ・さつまいもなどの食物繊維を摂る。
- パセリやレタス小松菜・レモン・ほうれん草・りんごなどをミキサーして飲むと酵素もとれるいい方法です。
- その他の水分をとる時は白湯でとるようにして、身体の中から温めることも大切です。
消化器系の働きは、自律神経が関わっています。
緊張してお腹が痛くなった経験はありませんか?
ストレス、そして睡眠不足も腸の働きを悪くする原因ですので、
これらも出来る限り取リ除く事を心がけましょう。
老廃物を排出し、体の中のそうじをすることも、肌質の改善につながるのです。
食生活で肌質改善をするための3つのポイント
- 細胞の老化の原因にもなり、血行不良で肌あれを招くトランス脂肪酸はさける
- 肌を老化から守るために抗酸化物質を含む野菜を積極的に摂る
- 発酵食品・食物繊維をなるべくとり、便秘解消を心がける