毛穴角栓は質の良い睡眠で改善できる?!
先の記事【食生活で肌質改善を】では、生活習慣の【食事】に重点をおいてお伝えいたしましたが、このページでは生活習慣=睡眠においての改善ポイントをお伝えしたいと思います。
睡眠時間は足りていますか?
1日の睡眠時間はどのくらいですか?
私は今のところだいたい6〜8時間くらいです。
寝る時間帯は決まっていますか?
私はまちまちですが、だいたい3〜4時くらいになったらあわてて床についています。
皆さんはどうですか?
この睡眠時間と寝る時間帯ですが、
お肌にとってもかなり重要だって事を知っていますか?
眠りにつくと、起きている間、脳に集中していた血液は
身体の各部位に流れるようになります。
血液は栄養を運んでくれますので、お肌にも栄養が行き渡るようになります。
眠っている間に老化を抑える働きをもつ成長ホルモンが分泌され、
細胞分裂がおこり、それによって肌の再生がおこなわれます。
成長ホルモンの分泌と細胞分裂にかかる必要な時間は、最低でも6時間位必要だと言われているので、睡眠時間が6時間にも満たない場合ターンオーバーが乱れ、肌あれ・過剰な皮脂分泌などの肌トラブルがおこりやすくなってしまうのです。
このことをふまえると、1日最低でも6時間の睡眠は必要と言うことになります。
ですが仮眠時間が2時間で、残り4時間の睡眠をとってトータル6時間でも良いのか?というと、それはNGなのです。
それはどうしてだと思いますか?
実際私の経験なのですが、仕事で決まって月の半ばに1週間ほど睡眠をちょこちょこ取って、トータル6時間とか5時間とか睡眠時間を継続して取れない時期があるのですが、
この時のお肌は目に見えてぼろぼろになってしまいます。
理由は成長ホルモンが分泌されるのが、睡眠のはじめの
だいたい3時間の間ということからです。
小出しで睡眠を取ってトータルでは6時間あっても、ホルモンの分泌と細胞分裂のサイクルがうまくいかず、やはりターンオーバーが乱れてしまうからなのです。
1日の睡眠は、継続して最低6時間は取るようにしましょう。
質の良い睡眠をとっていますか?
質の良い睡眠とはどのような睡眠のことか知っていますか?
それは成長ホルモンが分泌される、眠りについてからの
3時間に深い眠りについて入っている状態です。
深い眠りとはノンレム睡眠のことで、この眠りは脳を休める睡眠であり、
体のメンテナンスのための睡眠と言われていて、この間に皮膚や筋肉などの修復を
行います。
成長ホルモンが最も分泌されている時間に深い眠りについていることが、
とても重要なのです。
質の良い睡眠をとるためにはメラトニンをコントロール
この質の良い眠りを手に入れるためには、メラトニンという眠りに導くホルモンをコントロールすることが大切です。
メラトニンはテレビやパソコン、蛍光灯などの強い光を浴びると分泌されにくいので、寝る1時間くらい前に暖色系の照明に切り替えて、出来ればパソコン・スマホ・テレビを見るのを避けたほうが良いです。
暗い照明下で1時間も何するの?って事で、これは私自身ヨガの瞑想の習慣もないですし、どこでも目をつぶればわりとすぐ寝れてしまうので実行出来ておりませんが、眠りの浅いと感じる方や、寝つきの悪い方は一度試してみるのもいいと思いますよ。
そして毎日決まった時間に起きることを習慣づけるのも、
メラトニンの分泌リズムを整えるのに大切なことです。
ゴールデンタイムに深い眠りに付くことが重要
寝る時間帯についてですが、22時から2時までの間はゴールデンタイムなので、
出来たら寝るようにしましょう!ということを耳にしたことがあるかもしれません。
これはこのゴールデンタイムで成長ホルモンの分泌が一番盛んだと言われていたからです。
あら?過去形ですか?と思われた方、実はそうなんです。
今まではこの時間帯に最も成長ホルモンが分泌されていると考えられていましたが、
現在では眠りについてからの3時間の間に分泌されると考えられています。
その3時間の間に深い眠りに入っていることが成長ホルモンも活発になり、
身体にとってもお肌にとってもいい状態といえるのです。
そして眠りに導いてくれるホルモンのメラトニンは起床して太陽の光を浴びると、
14〜16時間後に分泌されはじめます。
6時起床であれば、14〜16時間後の20〜22時。
20時に寝るのは現代においてかなり無理な話なので、16時間後の22時に床につくと(メラトニンの分泌が多くなる時間帯なので、深い眠りにつけるチャンス)成長ホルモンは1時くらいまで活発に分泌されます。
それから5時間睡眠をとり(トータル睡眠は8時間)次の日も起床は6時。という具合。
実際22時に床につくのもかなり無理があると思うのですが、6時起床で22〜2時に深い眠りに入れる体内時計だと、こんな睡眠サイクルが理想となりますね。
先に書きました、眠りについてからのだいたい3時間の間で成長ホルモンが分泌されることをふまえると起床時間が8時なら、24時に床につくとすると24〜3時までの間がゴールデンタイムということになります。
成長ホルモンは毎日分泌されるなら、別に寝る時間帯なんてどうでもいいんじゃない?
と思われるかもしれませんが、眠りが浅いと成長ホルモンの分泌は少なくなってしまうので、眠りの深い質の良い睡眠に入っていなければならないのです。
そうすることで効果的に皮膚や筋肉などの修復をし、疲労回復・免疫活動の向上など、
体のメンテナンスを行うことが出来ます。
この時、体内の脂肪をエネルギーとして分解して使用するため、太りにくい体質になるとも言われています。良い眠りはダイエットにもつながるのです。
寝ている間に美肌作りを
そして、皮膚の修復を行うということは、美肌つくりにおいても大切ということ。
毎日の起床時間を決まった時間にすること、それに合わせて成長ホルモンが分泌の盛んな時間に質の良い眠りに入れるように体内時計を整えることで、ターンオーバーも正常になり、きれいで丈夫な肌が作られます。
キメの整った肌が作られるようになれば、毛穴の開きや、過剰な皮脂分泌による
毛穴の角栓などのトラブルは改善されていくはずです。
あまり深く考えたことのないかもしれない睡眠ですが、かなり重要ですので、
改善できる点があれば一度見直して見られるのもいいかと思います。
お金もかかりませんしね(これも大事)
質の良い睡眠で毛穴角栓を作らせないための3つのポイント
- 毎日の起床時間を決め、それから14〜16時間後に床につくように体内時計をセットしましょう。
- 睡眠時間は連続して最低6時間以上とることを心がけましょう
- 床につく1時間前くらいから暖色系の照明に切り替え、パソコン・スマホ等などの使用で神経を刺激するのは控えましょう